カリキュラム説明

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 カリキュラム説明

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ペットアドバイザー科は「ペットショップへの就職」を目標として、実際の業務に準じたカリキュラムを編成しています。本校が提携しているペットショップ(㈱アイピーシーこいぬこねこ館)と連携を図り、生体管理から販売営業までのノウハウを実践的に学びます。こうしたバックボーンでの学習を繰り返すことで、就職希望先でのあなたの動きはキビキビと動く「間に合う子」という印象をあたえることでしょう。また、社会人としての立ち居振る舞いやビジネスマナー、社会人基礎力といったスキルを積極的に身につけ、即戦力として活躍できるような準備をします。

 学科の目的

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ブリーダーやペットショップが扱う対象は命ある生体だからこその難しさがあります。しかし、「繁殖事業はペット市場の根幹をなす」と言われるように、ブリーダーやペットショップはペット市場において根本的な役割を担っています。ペットアドバイザー科では命を育む難しさや大変さを体感するだけでなく、“犬のため”にペットビジネスに携わるノウハウを身につけます。「犬を飼える環境さえ整えばもっと飼育頭数は増える」、そういう潜在需要があると聞きます。私たちは犬という動物の本来の習性や形態等を飼育・繁殖を通じてしっかり理解することで、犬を飼う本来の目的に気づき、それを正しく伝えることのできるコーディネーター、「子犬の専門家」になることが目標です。

 経験を積むための「実践的実習

PAカリキュラム2ペットアドバイザー科の授業時間は、2年間で延べ1855時間あります。その内「実習」の時間は1435時間と8割近くを占めます。さらにその実習時間のおよそ6割が、犬のことを知り経験を積むための「実践的実習」としたカリキュラムとしています。実は、これは先述しましたペットアドバイザー科が提携している、ペットショップ㈱アイピーシーこいぬこねこ館)と連携した職業実践専門課程の「企業連携授業」の時間数で、文部科学大臣の認可を受けています。このなかでも、当学科では「犬猫の世話」に多くの時間を割り当てています。ある意味“作業的”な部分はスピードアップを図り、できる限り“観察”に充てる時間を多く取れるような飼育方法を身につけていくためです。例えば、家庭で飼っているペットの世話をイメージしてみましょう。相手は動物ですから、時には食欲がなかったり、散歩に行きたがらなかったり、体調を崩して便がゆるいときだってあるはずです。このとき、飼い主はペットの「異変」にすぐに気がつくと思うのです。ところが、ペットショップなどにいる動物は1頭や2頭とは限りません。多頭飼育といいますが、1人で何頭もの動物の世話をすることが“ふつう”ですから、意識しなくても1頭の世話にかけられる時間が少なくなってしまうのです。つまり、世話にかける時間が少なくなればなるほど、動物の「異変」に気づくことができなくなる可能性があります。それを防ぐために、1頭1頭の“観察”に充てる時間をどれだけ取れるかが大切なのです。そういう意味で“観察眼”を伸ばすための飼育方法をペットショップからダイレクトなご意見や、ご指導をいただきながら、文字通り「職業実践」、就職してすぐ実践できるような経験を積んでいきます。

 共通科目&専科講義

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ペットショップで必要とされる知識や技能は実に幅広い分野にわたります。共通科目とは専門科目で専攻科目をみっちり学習するのとは別にペット業界で必要とされる基礎として「訓練」「美容」「看護」「繁殖」を一通り学ぶ課程となります。ここで学ぶ知識や技能は将来必ず生かされます。専門科目では犬の飼育などについてしっかり学びますが、犬の世話をただ「疑似体験」として終わらせずに、ペット業で幅広く活躍できるような飼育技術を養うことが目標です。また、犬の繁殖について基礎的な内容を一通り学び、専科科目の発展学習に入る前の土台を作ります。

 動物栄養学

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ペットフードはたくさんの種類が市販されています。当然ペット一頭一頭にどのフードを与えればいいのか、迷ってしまいますし、このような相談は多く受けます。的確なアドバイスができるよう、ペットフードについて視野を広げます。本校の提携先のIPCグループにはこいぬこねこ館というペットショップがありますが、ここであつかっているペットフードの違いについて学んだり、メーカーの方から直接レクチャーをうけることもあります。ペットの現場で毎日お客様と接し、活躍されている方々からお話を聞き、さまざまなケースを知ることはテキストだけの学習では得られないとても有意義なものです。

 ペットショップ実習

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ペットショップ実習では小売業等における利益やコスト等の基本的な「数字」について学びます。売上と利益の関係、値段の付け方をはじめ商品の需給関係や企業会計の基本なども学習していきます。こうした数字の学習はテキストだけだとイメージがわきにくく、覚えるのも難しい概念も含まれていますが、ペットの現場で学んだことを数字に落とし込み、実際に計算することで数字が自分のものとなって行きます。またお客様に接するときの話術、接遇や在庫管理など実践的な販売スキルを磨き、顧客へのマナーの学習も合わせて体験することでペットショップで即戦力として活躍できる実力を身につけます。

 専科実習Ⅱ

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専科実習Ⅱでは犬の繁殖も行っていきます。しかし、犬の繁殖を行うということは単に世話をして、発情を発見し、交配させて、出産させればいいということではありません。むしろ親犬・仔犬それぞれ犬の持つ魅力を引き出す美容も必要ですし、しつけ訓練といった基礎実習もしっかり行うことも必要となります。ペットショップの現場では「かわいい」わんちゃんが人気となり、値段も高くなります。「かわいく」「かしこい」仔犬を演出すれば新しい飼い主様がより早く見つかるでしょう。こうした基礎をくりかえすことがで仕事で役立つキャリアを身につけることにつながります。

Q.仔犬のことをよく理解しているアドバイザーは?
A.キーワードは習うより慣れろ!
PAカリキュラム10犬のことをよく知るためにあらかじめ準備された教科書的な知識を学ぶことももちろん大切なことです。しかし、犬は命ある生き物であり、みんなそれぞれ似ても似つかない唯一無二の存在です。犬という動物の生理、習性、形態、病気の予防法など、犬のことを深く知るために必要なのは「経験」ではないでしょうか。生き物を扱うということはさまざまな事象に遭遇します。教科書で学ぶ知識を実体験なしに覚えることはかなり難しいものです。新しい電気製品を買った時にマニュアルを全部読む人はまずいないでしょう。何かトラブルが起きた時にマニュアルをよく読んでわからなければサービスに問い合わせをして解決しているはずです。こうした経験は簡単には忘れることのない出来事となり、同じことが起きた時にマニュアルを開かずに対処できるはずです。命を扱う場面ではマニュアルを読んだり、問い合わせをしていては間に合わない緊急性が求められることがよくあります。こうした状況では「習うより、慣れろ」が大事なのです。

 飼育実務実習

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本校の提携先であるわんわん動物園やこいぬこねこ館はペットビジネスの最前線で活躍する連携企業です。これらの事業所では生きた動物たちが多数飼育されています。多数飼育されているペットビジネスの現場の中で研修することで学生は様々なケースに直接向き合うことになります。こうした「現場」の実体験はまさに”習うより、慣れろ”を数多く身につけられる最大の学習の場所と言えます。昔から「百聞は一見にしかず」と言われますが、書物で読んだりビデオを見たりした知識は実際に体験することで経験に変わります。”習うより、慣れろ”は知識を経験に変える最大の教育プログラムと言えます。当学の誇る産学連携の太いパイプは文部大臣から職業実践専門課程(全学科)として認められており、その実力が公的に認められた証明ともいえます。

 ペットショップ実務実習

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ペットショップ実習で学ぶ主な項目は大きく分けて次の2つになります。
①生体販売時重要事項18項目の説明演習
②子犬健康状態の検査について
ここでも”習うより慣れろ”を実践します。仔犬の飼育を実体験するだけではなく、仔犬の健康状態を検査し、判断がつかない場合はペットショップに勤務している獣医師や先輩スタッフと相談し、生体(仔犬のこと)販売の際に必要とされる18項目の説明演習などを実際に行います。 ここでは実際に店頭で使用している書類や掲示物、そして子犬や子猫を題材として反復学習を行い、即戦力を身につけます。

 繁殖実務実習

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皆さんが繁殖した幼齢動物(仔犬やこねこたち)は実際に連携するペットショップへと巣立ちます。ペットアドバイザー科は動物の終生飼養についてじっくり考え、企業様等からのダイレクトな意見や提案を受けながら、実務レベルまでの知識及び技術の底上げを図ります。

ペットアドバイザー科では繁殖から販売まで”習うより慣れろ”で、ペットビジネスの現場をしっかり体験します。

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