カリキュラム説明

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トレーナーを目指す方へ

DGカリキュラム写真1トレーナーを目指す皆さんは犬の仕事の数だけ専門のトレーナーがいることはご存知ですね。警察犬、救助犬、麻薬探知犬や盲導犬などエキスパート・ドッグを育成するために専門的知識を有するトレーナーがいます。そして、飼い主様たちの悩みごとを解決するホームドッグ・トレーナー。目標を決める前にこれだけは覚えておいてください。「犬が好きだから」だけでは、トレーナーにはなれません。どのトレーナーにも必要な資質は、何があっても負けずに問題に取り組む精神力です。人を咬む犬もいます。何度教えても覚えてくれない犬をいます。犬の習性を理解しようとしてくれない人もいます。いい面だけでなく、悪い面も真摯に受け止め、人と犬と深くつき合い、本来の「犬」の気持ちを人に伝えることができる者こそが、ドッグトレーナーになれるのです。

ドッグトレーナー資格だけじゃない

また、ドッグトレーナーの現場では訓練に関する深い知識や経験の他に専門分野以外の知識・技能が求められることも忘れてはいけません。飼い主様からシャンプーセットを求められたり、ブリーディングの相談を受けたり、健康上の相談を持ちかけられたり・・・。飼い主様はドッグトレーナーを「ペットの専門家」として捉える側面もあります。こうしたことに対応できるように他学科の学習も重要になってきます。

1年次に成犬で学び、2年次に子犬を育てる

DGカリキュラム写真2本校では、1年次に成犬の担当犬を使用していきます。
まず、人という動物を理解した成犬から、犬とのつき合い方のすべてのノウハウを学びます。
家庭犬のしつけから訓練競技会向けの本格的な訓練までトレーナーとしての基礎を習得します。
2年次では、子犬を使用していきます。
犬の生涯で最も重要とされる社会化トレーニングなど成犬とは全く違う訓練方法を学びます。
また、子犬を一から育てることで自分の実力を図ることができ、確かな技術を身につけます。

使役訓練のチーム犬

DGカリキュラム写真4本校では、使役犬の訓練に取り組んでいます。
使役犬とは警察犬・救助犬・探知犬、補助犬などの人を助けるエキスパート・ドッグです。
その訓練期間は、1~2年ではありません。
提携企業の㈱アイピーシーより、特別に犬をお借りして講師と学生が力を合わせ訓練に従事しています。
犬の個性を活かし、現在は盲導訓練にドラ吉(黒ラブ)、聴導訓練にデルコ(バーニーズ)、嗅覚作業訓練にカブとメロン。
4頭のチーム犬を育成しています。
自分の進みたい訓練系統を選択し、チームを組み高等訓練技術を学びます。

人の基本動作

DGカリキュラム写真3プロとしてドッグ・トレーニングに従事するには、特別な人の動作を習得する必要があります。
犬が集中して、人と一緒に歩くためのリーダー・ウォークといわれる歩き方です。
ただ歩くだけではありません。
犬の解剖学的な歩様を理解し、犬が歩きやすいよう誘導する歩き方です。
後退しながら走ったり、重心を考えながら曲がったり、体育会系のノリの実習です。

しつけの原点、犬を「ほめる」

DGカリキュラム写真5犬の社会の中には「ほめる」という習性がありません。
単純に行った行動に対していいことがあれば、その行動を多く行うようになります。
この学習原理からご褒美としておやつを使ったフード・トレーニングが一般的ですが、実は落とし穴があります。
フードを与えるタイミングが違えば、本来教えたい行動とは違うことを教えてしまう結果になります。
またフードを与える合図を教え込まなければご褒美がなければ従わないという結果も・・

日常生活に潜む犬の困った行動

DGカリキュラム写真6オスワリやマテができるからといってお利口なワンちゃんとは限りません。
正しくしつけ訓練をされなかった犬はここまでは許される、この人ならやっても平気、というように人の深層心理を見透かして問題を起こします。
犬が正しい行動をとれるよう指導するのがトレーナーの仕事です。

Q.人と話すのが苦手ですが、ドッグトレーナーになれますか?
A.人と犬の仲を取り持つコミュニケーションスキルが必要です。
ドッグトレーナーは、犬の訓練ができれば良いと思われがちですが、大きな誤解です。トレーナーはあくまで接客業。お客様との会話で信頼されて始めて訓練を依頼されます。

グループ実習

DGカリキュラム写真7人と話すことが苦手だという学生はいますが、プロになったら、お客様の質問に即答できなければ信頼を勝ち取ることができません。本校では、グループディスカッションを取り入れて、相手に「伝える」表現力やコミュニケーション能力を高めていきます。訓練実習では、他学生の訓練を見て、アドバイスしあいます。お互いの訓練について真剣に話し合うことにより、自然にコミュニケーション能力が身につくのです。更に、犬の訓練方法はひとつではありません。1頭で効果的だった方法も別の犬にはその効果が期待できないことがあります。自分の担当犬だけでなく、他学生の訓練や犬の反応、成功や失敗などを分析検証することで、
2年間で何十頭分の犬の訓練方法が学べます。

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