12月にIPCグループ各校で、ゼミ発表会が開催され各校の代表が集結し1月25日に決勝大会が開催されました。見事愛知ペット専門学校のドッグトレーナー科がワンツーフィニッシュで「最優秀賞」と「審査員特別賞」を獲得しました。最優秀賞のタイトルは「犬の利き手とIQの関係性について」なんだか難しい内容ですが先輩たちは12月にIPCグループ各校で、ゼミ発表会が開催され各校の代表が集結し1月25日に決勝大会が開催されました。見事愛知ペット専門学校のドッグトレーナー科がワンツーフィニッシュで「最優秀賞」と「審査員特別賞」を獲得しました。
最優秀賞のタイトルは「犬の利き手とIQの関係性について」なんだか難しい内容ですが先輩たちは、日々犬たちと触れ合っているうちに犬にも出しやすい足、回りやすい方向があることに気づき、犬にも人と同じように利き手があると仮説を立て実験を開始しました。
まず先輩たちは犬には利き手があるのかを検証するために5つの実験を行いました。
1.ハードルを跳ぶときに踏み出す足
2.歩き出しの1歩目
3.階段を上るときの1歩目
4.マズル(犬の鼻)にヘアゴムをつけたときに取ろうとする足
5.足を使わないと届かない位置のおやつを取ろうとする足
この5つの実験を40回ずつ行い、その差から利き手を判断していきました。
その結果、約25%が右利き・約25%が左利き、残りの約50%がどちらでもないという結果がでました。
そこからさらに先輩たちは、左利きの人は天才肌が多いといわれていること、盲導犬は右利きの犬が多いことから、犬にも利き手によりIQの違いがあるのではと思い、さらに利き手があると判断された犬を使い6つのIQテストを行いました。
その結果右利きの犬と左利きの犬でテスト結果に8点の差が出、右利きの犬の方が賢いという結論になりました。ちなみにこの8点差というのは大きな差なんです!
これらの検証結果を、今後の訓練にいかしていきたいと先輩たちは後輩たちに対してコメントしていました。
盲導犬や警察犬の訓練をする際にまず、利き手を調べ選択し訓練することで、効率よく使役犬の育成ができるのではないかと考えています。
また、このゼミ以外にも今年はすばらしいゼミが多数ありましたので次の機会にupしますね。