ペットの防災について、みなさんは何を実行していますか？ペット防災で一番大切なのは、日頃から犬のしつけに対する意識を高く持ち、ペットの為に防災訓練を欠かさず行うことだと考えています。

愛知県地域防災計画によると、「県は被災動物の保護及び収容を行うとともに、特定動物及び犬による危害を防止する」とあります。防災の意識は高まってはいるものの、災害時は人命が優先です。つまり、愛犬を守るのは飼い主のあなたです。本校の行っている災害救助犬の育成訓練では、ご家庭で気軽に楽しくできるペットの防災訓練も行っています。みなさんもおうちのワンちゃんと一緒に防災訓練にチャレンジしましょう。
愛犬の命を守るのはあなた！
災害などの非常事態はワンちゃんにとっても大きなストレスになります。そんなストレスを最小限に抑えるために大切なのは、「いつもと同じもの」日頃使っている、フード・食器・おもちゃなど一式バックに揃えておきましょう。そして、いつも一緒にいる飼主さんの存在、どんな時でもこの人と一緒なら大丈夫！と思わせる為には、日常のリーダーシップがなにより大切です！

迷子になっても大丈夫

突然の災害にパニックになり、外に飛び出してしまうワンちゃんがいます。そんな時、自分で自分の家族を探せるよう「サガセ」をマスターさせておきましょう。犬の優れた嗅覚も日頃から練習しておかないと上手く使えません。「かくれんぼ」遊びを利用して、捜索訓練開始！

お家の中でやってみよう！

カーテンの裏やソファーの後ろに１人隠れます。初めての練習では、隠れるところをワンちゃんに見せておきます。トレーナーの「サガセ」の合図でわんちゃんが隠れた人のところまでいけたら、しっかり褒めてあげましょう。
ワンちゃんが「サガセ」で隠れた人を見つけると理解できたら、徐々に別の部屋やクローゼットの中など難易度をあげましょう。

災害は突然やってくる！お散歩中でも防災訓練

普段のお散歩道で捜索場所を決め、家族の１人が隠れます。一緒にお散歩している人の「サガセ」で捜索訓練開始！リードなどで誘導せずワンちゃん自身に探させましょう。「お父さん、どこ？」などの合図で、隠れている人がワンちゃんの名前を呼んであげるなど、失敗させない工夫をしましょう。お外でも照れずに愛情たっぷりほめてあげてください。

愛犬と一緒に避難訓練！

家族全員で避難訓練をしましょう。地域の避難場所はペットを受け入れてくれるか、実際にワンちゃんと一緒に歩いていくことが大切です。ペットの防災訓練も「ハウス」はダンボールなどでも入れる、障害物を乗り越える練習では、ドッグランにあるアジリティ器具を利用するなどレベルアップしていきましょう。一番大切なのは、家族全員が団結し、防災を考え備えることです。