ワンちゃんを自宅で簡単に健康チェック
医療も進み、動物たちにも高齢化社会が訪れています。元気で長生きしてもらう為には日ごろから健康チェックを行い、異常があればすぐに動物病院に連れていくことが大切です。
病気で大切なのは早期発見・早期治療です。早期に治療することができればそれだけ動物の負担も少なくなります。
その為自宅で簡単にできる健康チェックを行い動物の健康を管理していきましょう。
体温測定でわかる?!~熱型~
体温は簡単に動物の健康状態を把握することが出来ます。
体温の変化を観察するためには毎日少なくとも朝夕の2回
測定しますが、この測定値を体温表に記入していくとある
特定の型が認められる場合があり、これを熱型といいます。
どんな病気がわかるの?
稽留熱(けいりゅうねつ)
・・・インフルエンザ、腎炎、中毒
弛張熱(しちょうねつ)
・・・敗血熱
間歇熱(かんけつねつ)
・・・マラリア などがわかります。
体温計を消毒
わんちゃんの体温はお尻に体温計を入れて測ります。
その為、衛生面には特に気を付けましょう。
まずは、体温計を消毒します。
消毒にはコットンと、消毒用アルコールを使います。
コットンに消毒用アルコールをしみこませ体温計を消毒していきます。
注意点として、体温計を消毒後に机の上や床などに置いたりしないようにしましょう。
もし床とかに置いてしまった場合は、もう一度消毒しましょう。
お尻の中に体温計を入れる
お尻で体温を測るにあたり、当然ですが無理やり入れないようにしましょう。
はじめての場合など嫌がる子の場合は、無理に測定しないで下さい。
少しずつお尻にものを入れられることになれていくように、短い時間で実際に計らなくても体温計を入れる練習をしていきましょう。
測れるようになったら、体温計をお尻に入れ音が鳴るまで待ちます。
音が鳴りお尻から体温計を出したら体温を見ます。
体温計を消毒
体温計は、お尻で測定しますのでどうしても少なからず便がついてしまいます。
そのままにしてしまうと不衛生ですので、最初と同じく消毒しましょう。
また、汚れが残ってしまうと不衛生なだけではなく、機械の故障にもつながることがありますので、しっかり消毒しましょう。
大切に使うと長持ちしますよ。
体温表へ記録
すぐに数値を記録表へ記入しましょう。
体温測定のついでに、お尻の周りのチェックもしましょう
・便や砂等汚れはついていない?
・寄生虫がついていない?
・お尻が赤くなっていない?等